私は30代の男性です。
今まで、ギャンブルと言えるような事は一切やったことがありません。 大衆娯楽として人気があるパチンコや競馬ですら、自分とは無縁の世界です。
ですが、自分はFXで大きな損失を出してしまいました。 ここでは、自分がFXを始めることになったきっかけと、損失を出した経緯を話させて頂こうと思います。
大幅な円高時代
政権与党が自民党から民主党に移ると、それまでドル円の為替相場は1ドル110円ぐらいで推移していたのが徐々に円の価値が高くなっていきました。
この流れにのって、当時はFXブームが沸き起こっていました。 つまり、FXで資金を運用することにより、少ない元手で一獲千金を手に入れることに成功した人達が続出をしたのです。
私は、この流れに乗り遅れまいと思って、売買手数料が安く、そしてスプレッド幅の狭い、某大手FX取引会社に口座開設をしました。 FXをやり始めた頃は、一瞬円安になった瞬間に円を買ってドルを売り、円高になってからドルを買い戻して円を売る事で利ザヤを取ることができました。
全体的な相場の流れは、常に円高方向に動いていたので誰でも簡単に儲けることができる相場がでした。
政府の介入
日本と米国の経済指標が発表され、大幅な円高に向かうという予測がされていました。 その時に、自分はレバレッジを掛けて、有り金の全てをFXに投資していました。
その時に、政府が急激な円高を警戒して為替介入をしてきました。その結果、自分が予測していた方と逆の円安方向に1円ぐらいも相場が急激に動きました。
自分は持っている資金以上の投資ができるレバレッジで勝負をしていたため、FXにつぎ込んでいた全ての資産が無くなってしまいました。
為替相場が自分の思惑と逆方向に動いた時に自動決済される方式で取引をしていたため、借金を負うことはなかったのですが、それでも今まで働いて貯めてきた全てのお金を溶かしてしましました。
給料日までの繋ぎ
自分は会社員だったのがせめてもの救いです。来月のお給料日になれば、自分の銀行口座に給料が振り込まれますからね。 でも、その時までの生活費を何とかして調達しなければなりません。
他から借りる当てもなかったので、自分はすぐに消費者金融を利用することを決めました。 自分は無職ではなかったので、消費者金融ならお金を貸してくれるだろうと思ったからです。 消費者金融会社に行ってみると、勤務先への在籍確認をされた後に、すぐにお金を貸してもらうことができました。
自分はFXは投資でギャンブルではないと思っていたけど、今振り返ると、FXは素人の自分には為替がどの様に動くのかはわからなかったので、FXはギャンブルだったと言えます。
これから、FXを始める方は、FXはギャンブルだという認識の下で、余剰資金で試してみるべきだと思います。 自分の様に生活費までFXで掛けてしまうと、手痛い目にあってしまう可能性が高いです。
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